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2017/3/1
女性の健康週間2017年 友達と一緒に「女子会検診」!<後編>


子宮頸がんは女子大生の私たちにも関係のある病気?

司会 本日参加された皆さんにとっては、多分初めて聞く言葉もあると思いますし、ご自分の身体のことも、これから学んでかれるような年齢だと思いますので、これまでのお話で、疑問があると思います。ぜひぜひこの機会に質問していただけたらと思います。そもそも皆さんはワクチンはいくつのときに打ちましたか?

Aさん 自分は20歳です。

Bさん 中学校2年生とか。中学生のとき。

福田 20歳で受けようと思ったのはどうしてだろう?

Aさん チラシか何かに書いてあって。

福田 今、日本は中1~高1まで公費で受けられます。子宮頸がんのワクチンは3回受けないとしっかり効かないんですね。3回受けると、全部で50,000円くらいします。他の注射より痛いっていうのはよく聞くんだけど、痛かった?

Bさん 痛かった。手があがらないくらいに。

司会 3回ともずっと痛いの?

Cさん ずっと痛い。1回受けて、もう受けたくないって思ったくらい…。

福田 大方のワクチンは、みなさん小さいころに受けるじゃないですか。思春期に受けるワクチンって他にないんですよね。

 

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司会 そもそも、いままで産科婦人科に行ったことはありましたか?

Cさん ないです

福田 ないよね~。

司会 私はいま38歳なんですけど、私も初めて行ったのは27、8歳です。全然自慢できませんが。結婚していて、ちょっと不調があったので初めて行きました。今思うとそれで何かあったらどうしたんでしょうね。

福田 今は女性も社会進出していて、すごくストレスにもさらされているし、食生活も乱れている。そういう中で検診を受けてなくて、司会さんのような状況で来たときに子宮頸がんが見つかるっていう人が多いんですよ。不幸なことに、妊娠をして初めて産科婦人科に来て、妊婦検診で見つかると場合によっては、究極の選択をしないといけなくなりますよね。それは女性にとってすごくきつい選択になります。なんであのとき、検診受けておかなかったんだろうって絶対思うから。そうならないように、性交渉をしたら1年後には毎年お誕生日月には検診を受けるというくらいのつもりで。それが“できる女”の象徴です。そう思ってちゃんと検診は受けてください。

せっかくなので、検診の感想を聞いていい?

Aさん 私すごく病院というもの自体がすごく苦手で。入り口からちょっと拒否みたいなのは常にあって。でも入ってみたら産科婦人科は女性スタッフの方が多いので、同じ女性なのですごく安心できたっていうのが大きくて。検査もすごく簡単だったのが1番いいな、検査でわかればいいなって思いました。

福田 あっという間だったよね?

Aさん あっという間でしたね。

福田 今日は、問診を書いて、待ってて、検査して、戻ってくるまでで15分!

Aさん すごい簡単に受けられるから、ぜひ周りの子たちにも受けて欲しいなっていうのは実感しました。

司会 今日は2種類受けてもらっていますね。基本的に子宮頸がん検診で最初に受けるのは細胞診。今回は原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染についても調べていただきました。2種類同時にうけることはあまりないですよね?

福田 そうですね。大体は細胞の異形成が見つかったら、ウィルスがあるかどうか見ようというふうに検査をするのが多いですね。

司会 皆さんがこれから検診を受けるときに、子宮頸がんの何の検査を受けるのかを知っていただけたらいいと思います。受け方としては今回のように、病院に来ていただく方法もありますが、お住まいの市区町村で受ける方法もあります。

司会 市区町村でなんらかの補助があると思うので、まず自分の住んでいる市区町村に確認してください。

福田 保健予防課、健康課、などがあると思います。

司会 市区町村の補助で受けてもらうのが1番お得ですよね?

福田 そうですね。個人負担が少ないです。高崎は800円だけど他では0円というところもあるし。

Bさん なんかきました、お便りみたいなのが。

司会 皆さんのお母さんたちはまだ若くていらっしゃると思うので、お母さんたちにも受けていただきたいですよね。お母さんは受けているのかちょっと聞いてみたいですね。

福田 これをきっかけに、今日こんな話聞いてきたんだよ、今度受診券きたらお母さんも受けてみる?みたいな。お母さん一緒に行こうみたいな。ありですよね。

司会 家族で考えてもらえるとすごくいいですよね。

福田 やっぱり自分の体は自分で守るしかないですよね、最終的にね。なので、これから赤ちゃんを産んで育てていくときに病気にならないように自分の体をしっかり作りながら、大切してくれる人を選ぶっていうのも必要ですよね。

 

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司会 少し話がそれますが、この取り組みをしていて、福田さんにいろいろ教えていただいていますが、実は将来子供を産みたいなと思ったときに産めない可能性もあるんですよね?

福田 そうなんです。多くの人がいつでも欲しいときに産めるっていうふうに思っている方もいて。いつでも産めるわけではないんですね。卵の老化とか、卵巣年齢とかね。やっぱり衰えていきます。女の子って卵子の大元になるものを、お母さんのお腹の中にいるときに7百万個ぐらい持っているんです。自分がお母さんのお腹にいたときがマックス。生まれ出たときはもう4百万個ぐらいに減っているんです。

卵の年齢はみんな同じなんですよ。4百万個、全部同じ年齢。20年持ってれば卵自体の年齢は一緒だったとしても、20年貯蔵というか、備蓄している。自分の中で老化していくわけですよね。それを40歳のときに使うか、20歳のときに使うかっていったら、20歳のときに使った方が生き生きした状態で使えるっていうことなんです。

司会 皆さん、子供は何人産みたいですか? 理想でいいので。

Aさん 私は最低2人は産みたいって思っていて。結構子供が好きなので、3人以上産めればいいなって。大変って聞きますけど、でも産みたいなって思ってます。

Bさん 私2人兄弟なんですけど、もっと兄弟欲しかったから。下が欲しかったから、3人くらい欲しい。4人はいいかな。

Bさん 私も最低2人は欲しいなって思います。でも、2人で…

司会 みんなどこで聞いても2人っていうのが本当に多いですね。

福田 そう。頭の中の構想ではね。現実に産まれているのは1・4~5人ですよね。ということは1人産んでみたら、うわ、すごくお金かかるじゃんとか、大変じゃん、体力いるじゃんとなって2人目にいかないっていう現状があります。その1・4~5人が2人の希望通り産めるようにって、いろいろ活動しています。

司会 産み始める時期が遅いというのもありますよね。

福田 日本は不妊大国っていわれていて、世界一不妊の人が多いんですね。原因のひとつに社会に出ているとか、産む年齢と社会の中でのキャリアがぴったり一致しちゃってるとか。そうすると仕事を選んで子供をあきらめる人が増えたり、社会環境の中でストレスにさらされていたり、朝ご飯食べません、夜遅くまで働いて夕ご飯も乱れてます、運動できません、日光浴びてません、太陽見てませんとか、そういう人たちが増えてくると、やっぱり欲しいと思ったときにできない。産める体を今から作っておかないといけないんですね。今の食生活で自分の体は作られますから。みなさんは、三食食べること!

司会 今は皆さんご実家でくらしていらっしゃるんですか?

Bさん 一人暮らし…

福田 一人暮らしの食生活はどんなでしょう?

司会 三食食べてますか?

Bさん 最近は授業がないので、朝は寝てるので食べてないです。

福田 あとはお腹がすいたときに空腹が満たされればいい、みたいなね。そこに置いてあるお煎餅をとりあえず食べるとか、ケーキ食べるからご飯はやめておこうとか。全然違うんですよね。代わりにはならないのです。

司会 20代の方に食べて欲しい食事や、正しい食生活とはどういったものでしょう?

福田 まずは三食食べる。三食食べるんだけど、あまりカロリーとかは気にしなくていいんですよ。痩せようと思っちゃだめ。痩せ=美しいって思わないこと。ちゃんと筋肉がある体が、美しいんです。だから、しっかり食べること。栄養素とか調べるのは、大変じゃないですか。目安としては“色とりどり”。米とか、パンとか、パスタとかうどんなど炭水化物だけ食べていれば太ります。だから色とりどりにする。“レインボープレート”っていって七色を毎食とり入れる。必然的に栄養素が整うんです。

司会 何をどれだけと思わないで、カラフルにすると思っておくといいんですね?

福田 そうです。そうすると大体バランスが良くなる。この栄養素はこれってすると難しくなっちゃう。

司会 朝、パンで済ませるのはよくないですか?

福田 パンでもいいんですけど、パンにジャムとマーガリンと甘いカフェオレっていうと血糖値が乱れてしまって、その後活動できないですね。この食事だと血糖値がガンと上がって、その後ガンって下がるのでそこでイライラとか落ち着かないとか眠いとか。だったらパンはちょっと色のついた全粒粉パンなどを選んだり、のせるのはラタトゥイユ(いろんな野菜をトマトソースで煮たもの)のようなものをのせるとか、ハムと卵でもいいですよね。それで飲むものはスープにする。そこにフルーツ添えるとかね。それだけですごくバランスが良くなります。

 

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司会 仕事をしながらも産んで育てられる、本来的に女性が活躍できる社会ができたらいいなと思うのですが、その中で女性としての健康を守っていくポイントはどういったところでしょう?

福田 何を優先するかと考えると、一番は命です。それは自分の命だったり、家族の命だったり、子供の命だったりだと思います。また、継続すること。命も仕事もそうですが、継続させることってすごく大切だと思っています。

自分は昔から未来に向かってのほんの1つ継続させるため、後ろの人につなぐためのひとコマだと私は思っていて、それがすごく大事な役割だと思うんですね。自分が自分をおろそかにしてしまったら、その継続ができなくなってしまう。それは自分に与えられた役割を全うできないと思うので、自分をすごく大切にして、必ず命をつないでいこうっていうふうに考えていただくと、お仕事ももちろんそういう気持ちでがんばれると思います。お仕事だって大事なものをつないでいく、自分の命も後世につないでいくのではないかな。

まずは自分を大切に、次へつなぐっていう気持ちでお仕事も家庭も大事にしていただけると良いですね。そこで自然と答えが出てくるのかなっという気がしますね。やっぱり産める時期というのがあるので、そこで少しお仕事をセーブしたり、ゆるやかにしても長い生涯を考えて逆に役立つことがたくさんあると思うんですね。子育てをしている人ってすごく強くって、社会への適用力というか、何か起きたときの問題処理能力がすごく高いんですね。なので、私も病院で採用の仕事とかもさせていただいてるんですけど、子育てをしている人っていうのはすごく強いから欲しいですよね。採用したいなって思う。何も経験していない子よりもいいのかな、と思っています。

司会 子宮頸がんのお話から、妊娠出産や身体づくりまで、さまざまなお話をきかせていただきました。最後に、参加していただいた皆さんに、一言ずつ感想もらえたらと思います。

Aさん 今まで子宮頸がんのことに、本当は身近にあるものなんですけどそれから目を背けて、自分とは関係ないって思っていたんですけど。今回お話を聞けて、検診を受けることで将来自分を守ることにもつながるし、身近な友だちとかにも子宮頸がんてこうなんだよっていうお話ができたらいいなって思いました。ありがとうございました。

Bさん 私も子宮頸がんは、全然自分に関係ないことと思っていました。今日お話を聞いて多分まだ100%自分に関係があるとはわからないんですけど、とりあえず食生活を考えて免疫力を上げるとか、そういうことを自分の中でしっかりしなきゃなっていう意識ができました。これからいろんな経験をするとともに、子宮頸がんの知識なども深められたらいいなって思いました。ありがとうございました。

Ⅽさん 子宮頸がんという名前だけはワクチンを打つときに聞いていました。ワクチン打っておけばなんとかなるのかなと、中学生とか高校生のときに思っていました。こうやって今日お話を聞く機会があって、ワクチンを打っていてもブロックできないものもあると聞いて、やっぱり自分の体ことを考えながら生活していかなきゃなと思ったし、友だちとこういう「女性として」ということについて話す機会はほんとにないんですけど、周りの子たちにも知識を広められたらなと思いました。ありがとうございました。

 

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福田 ワクチンを打つときって、産婦人科だけでなく、小児科とか内科とか整形外科とかでもワクチン接種できたので、多くの人に接種してもらえたのは良かったです。でも、スタッフや先生に子宮頸がんの知識がないと、はい、ワクチンねっていって打つだけだったですよ。検診も受けないとダメだよとか、っていうのは言ってくれないと、わからないですよね。インフルエンザのワクチンと同じように「打てば大丈夫」ってみんな思っちゃうので。それを医療者側もきちんと情報を提供すべきなんじゃないのっていうのはありますね。

でもみんなはラッキー。「検診がどうして必要か」を聞けたから。

今日は、いろんなお話をさせていただきました。若い女性がこれからお母さんになったり、社会に出ていくうえで、病気の知識や、自分を健康にすることの大切さを知っているってことは、大きなメリット。自分を大切にして、命をつなげていってくださいね!


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