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2017/8/4
ダイバーシティ×イノベーション 富士通みらい会議mini


2017年7月25日に「ダイバーシティ×イノベーション」をテーマにした、富士通みらい会議miniが開催されました。

富士通社員の皆様のほか、ミュゼプラチナム様、NPO法人ラサーナ様、子宮頸がん予防啓発活動デイジープロジェクトの皆様とさまざまな属性の方々にご参加いただきました。

●タイトル 富士通みらい会議mini「ダイバーシティ × イノベーション」
●日時 2017年7月25日 14:30~17:30
●場所 FUJITSU Knowledge Integration Base PLY
●概要
イノベーションには多様性が必要といわれていますが、実際はどうでしょうか?今回の富士通みらい会議miniでは、多様性のなかから新たな価値を創造する組織について、性別の違いから生ずる心のバリアに注目し、それぞれの強みを活かして活躍するにはどうすればいいかを考えます。
●目的
この結果をヒューマンセントリックな社会を目指す当社のソリューションに活かすことを目指しています。

3名のゲストスピーカーによるインスピレーションスピーチ

前半は、社内外から3名のゲストスピーカーに「女性社員の働き方」、「女性のライフステージ・健康の課題」、「心のバリアフリー」についてのお話をしていただきました。

①「ミュゼプラチナムにおける女性社員の働き方について」

サロンスタッフ出身で初となる執行役員に就任された鎌田真理子さんからは、女性従業員の多い企業だからこそできる取り組みについてご紹介いただきました。

日々の業務において社員がモチベーションを維持して働く環境づくりのために、一人ひとりの声を聞き、表彰制度を取り入れているミュゼプラチナム。働きやすい環境づくりと個人の存在意義を認め伝えることで、社員の満足度があがり、その結果としてお客さまにとってよりよいサービスを提供することができます。

また、指名制ではなく、チーム主義をとることで一人ひとりの意識が高まるのだといいます。個人ではなく店舗単位でお客さまを受け持つため、「みんなのお客さま」という意識に変わり、それぞれが役割を持って支え合い、結果的に業績向上にもつながります。

参加者からの女性社員の力をどのように生かすかという問いに対しては、サービスの対象が女性であることもあり、女性社員からの意見を取り入れ、お客さまに寄り添った視点を大切に、サービス向上に取り組んでいるのだというお話しをしていただきました。

社員を財産とし意見を取り入れる企業のあり方や、現場を知る鎌田さんだからこその社員への気配りが伝わってきました。

②「女性のライフステージ・健康の課題」

女性の健康をさまざまな角度からサポートするNPO法人ラサーナの福田小百合さん。女性の健康問題は女性自身だけではなく、男性にも周知し、うまく付き合うことが必要だといいます。

女性が社会にでて働くことが当たり前となってきている現代で、産婦人科の立場からあげる問題点として結婚・初産年齢の高齢化、婦人科疾患の合併症、母体合併症の増加、卵の老化などがあります。

ではこの環境で個人ができることはどのようなことがあるのでしょうか。生理痛は病気の要因であることもあるため我慢せずに病院行くこと、生活習慣の見直しや検診に行くことなど、身近なところからできることが多くあります。

なかでも、福田さんが啓発活動をされている子宮頸がんは、20代後半から40代の若い年代での罹患が増えており、これは働き盛りの世代、子育て世代と一致します。また、性交渉の経験があれば誰でもかかる可能性があります。しかし、年に1度検診を行うことで、早期発見・早期治療の効果がでやすいガンであるともいえます。

こういった、現代の女性が抱える健康上の問題点や予防の知識を女性だけでなく、企業や身近な男性が知ることが大切だということを専門家ならではの視点からお話しいただきました。

③「心のバリアフリーについて」

富士通マーケティング戦略本部内田奈津枝さんからは、心のバリアフリーとは何か、また、社内外の取り組みについてのお話しいただきました。

多様な人々と共生社会を築くために、いま、どのようなことが社会ではおこっているのか。企業においても、お互いを尊重し、自然に支え合うことで自社のサービスを多様な人が使うことに目を向けることができます。
個人では、本当の障害はどこにある?という問いに対し、障害となっている環境そのものを自分たちの問題にすることが必要だと参加者に気づきを与えてくれました。

ワークショップ ワールドカフェを使ったグループディスカッション

後半は、ゲストスピーカーを交え参加者が4〜6名のグループにわかれ、二つの課題について「ワールドカフェ」の手法をとりディスカッションを行いました。

●課題
①「性別の違いから生ずる心のバリアにはどのようなものがあるだろうか?」
②「誰もが強みを活かして活躍する組織になるにはどうすればいいだろうか?」

●方法
1.グループ内でボールを持ったスピーカーが課題についてもっている意見を述べる
2.聞いている人は自由にメモをとる
3.次に話すスピーカーにボールを渡し、スピーカーは繋がりを意識しながら自分の意見を述べる(制限時間まで繰り返し)
4.①の課題ディスカッションが終わったらテーブルホストは残り、ほかの人はテーブルを移動する
5.次のテーブルで再度これまでの流れでディスカッションを開始
6.最後に意見・アイデアから重要なものを付箋紙に書く
7.付箋紙をホワイトボード上で整理する

参加者の様子

ワールドカフェは、それぞれの意見を尊重し、受け入れしながら自分の意見を伝えることのできるのが特徴です。前半のゲストスピーカーによる話しを踏まえ、それぞれ属性の違う参加者同士がディスカッション。

はじめは緊張した様子の参加者も、徐々にグループのなかで自分の意見を述べることに慣れ、会場は盛り上がりを見せました。

最後には、アイデアをホワイトボード上でIMPACT(効果)・EFFORT(労力)をHigh(高い)・Low(低い)ものに分類し整理します。

誰もが強みを活かして活躍する組織になるためのアイデア

IMPACT(L)EFFORT(L)−効果が低く、労力も少ない

・選べる働き方
・ゼネラリストを求めない
・ジョブ型採用
・創業者の哲学
・個性を認めること
・自分の強みは何かを考えて知る
・大企業病→個の見える化
・人事による評価
・個人の成果よりチームの成果
・得意と不得意をフォローし合う
・男女半々の部をつくる
・自分を知る
・聞く環境をつくる
・それぞれの考えがちがうことを知ろうとする
・多様性の文化→個人の尊重
・心にゆとりをもつ
・個を尊重(♂♀ではない)
・働き方をかえる(勤務時間)

IMPACT(H)EFFORT(L) −効果が高く、労力は少ない

・適材適所
・毎日定時退社の部
・やる気スイッチ
・褒め合う会
・自分の“取説”
・自分取説を共有する機会
・個を見る(NO自分基準で)
・対面でのコミュニケーション(テレワークだけでない)
・休む(心から)
・コミュニケーションの場作り←→場に行く
・服装の自由,心もFREEに
・常識はないものにする
・違いを考慮しないで結果で公正に評価
・私の取扱説明書(どうするとやる気が出るのか)
・相手のすごいところを褒める会→自分の強みがわかる
・Evolution strong points
・幸せ至上主義

IMPACT(L)EFFORT(H) −効果が低く、労力は高い
・適材適所
・考え方が違うこと自体を評価
・個人ではなくグループで評価
・上司の評価のみできめない
・自分を持たずに上に従う
・若い時からダイバーシティ
・属性よりもみんなで協力
・お互い様である(プライベートの共有)
・個人の事情を話しやすく
・個人の事情も言い合う、さらけ出す
・意見交換できるスペース(喫煙部屋ではなく)
・Free Adress (Communication Space)

IMPACT(H)EFFORT(H) −効果が高く、労力も高い
・自己より全体のHappiness
・手堅いビジネス健全
・組織に依存しないJob型の仕事をする仕組み
・Human Centric社会のためのICT
・組織型→Job型人員配置
・オープンマインド→公話
・その人の特技を引き出す人
・Reward (Award)
・チーム主義→ベクトル
・男、女、障害などを公表せずバーチャルな環境で働ける

ワークショップを通し、「ダイバーシティ×イノベーション」という大きなテーマから、それぞれが個人を思いやった上で、さらに企業や組織の中でできることは何かを考えるきっかけとなったのではないしょうか。

参加者からの声

●社外の参加者の話はとても興味深いものでした
●フリーランスの方々の話を聞けたのもよかった。個人として相手を見ることが大切だと思った。
●大きな組織を変えるのは難しい。ただ、個人で変わりたいと思っている人はたくさんいるのですね。
●「ダイバーシティについて」色々な面でのダイバーシティへのアプローチが印象的でした。
「自身について」改めて見つめ直すこともできたし、みなさんのこれから良くしていきたいという点が具体的で興味深かったです。
●ほめあう会でモチベーションUP
●チーム第一を理念にしながら、実績を向上させ続けることができること
●Open mind communication.
鎌田さんのお話、心に、チーム主導
●他者の考え方や価値観を知るのはいいことだと思う
●活躍のためにプライベートを知ると属性をバーチャル(わからなく)にするという療法が出たのがおもしろかった
●様々な会社、立場の人の集まりであっても、悩み考えることはみなおなじであり、集まって考えることの必要性を実感しました
●多様な人たちとのコミュニケーション、つながりが新しい価値創造につながると改めて思いました。
●普段関われない人と議論ができた
●I believed that I was healthy, but I need to get a check up.
I realized many different thoughts between woman and man.
●子宮頸がんのことが詳しく聞けたので職場の人にも聞かせてあげたかったです。私個人は乳がんと子宮筋腫で子宮全摘をしているので知識はあるのですが、検診の大事さは伝えていきたいと実感しました。
●同じ会社でも、部門が変わると考え方もたいぶ違う(服装、上司、部下の関係)と、生の声をきいて感じました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

*富士通みらい会議mini
組織をこえた対話により新しい知識創出を目指す富士通グループ内のプラットフォームです。
*ミュゼプラチナム
https://musee-pla.com/
*NPO法人ラサーナ
http://npo-lasana.org/
*子宮頸がん予防啓発活動 デイジープロジェクト
http://daisy-pj.com


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